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お客様とお話ししてて 気が付いたのです。

私は、もともと変化は嫌いです。(人間はそういうものですが・・)

「ぜんぜん、そんな風に見えない!」と言われますが、根底には「変わりたくない」「安心したい、安定したい」

という気持ち大の人間です。

 

こんなエピソードがあります。

私は、長年合皮のカバンを使っていました。

本革のカバンは高価だし、自分はそれに値しないという自尊心の低さで、

合皮で安価めのカバンしか 使ったことがありませんでした。

アラン先生は、本革のカバンを使っていらっしゃいます。

いつしか、私も「先生みたいに、本革のカバン使ってみたいなー」と思うようになりました。

 

念願がかなって、本革の素敵なカバンを使い始めたある日。

羽田空港のトイレで、手を洗おうをしたところ うっかり水か何かを飛ばしてしまい

きれいなカバンにシミがついてしましました。

「ガーン!!新しいのに・・・」

本革の扱いを知らない私にとって、初の大ショックです。

それを見た先生が

「それが、味です。デザインです。」とおっしゃいました。

その時は、意味が分かりませんでした。

でも、今はわかります。

時間の経過とともに、自分と歩んできてくれた「カバン」

いまでは、時が刻まれ どこにもない素敵な風合いが生まれました。

変化のプロセスの中に「美」を見つけることのできなかった私にとっての「シミ」は

悲劇でしたが、今、「美」を見る目が養われたおかげで 「シミ」がデザインに変わりました。

「シミ」そのものは変わりませんが、視線が変わるだけで 気持ちが軽くなりました。

素晴らしいことです。

人生も、同じようなことがあるとは思いませんか?

そんな当たりまえのようなことの中に、大きな発見ができてうれしいです。

人生に対して、もっと温かく優しい視線で、自分を眺めることができたら・・・

年を重ねることも、楽しみに変わりますよ!!

今度の講座は、そういうことが体験できる講座です。

今日は、ここまで。

では、また明日。

Mariko

投稿者

cristaldream@nifty.com

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